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BISTRO M05 について

  • BISTRO M05
  • 9月8日
  • 読了時間: 4分

新中野の小さなフランス料理店、BISTRO M05 (ビスとロエムゼロファイブ)のブログへお越しくださいましてありがとうございます。お店でもお待ちしております!


BISTRO M05は2023年3月に料理人の木村友亮が開いた小さな家庭的なフランス料理店です(ブログは店主配偶者が代理で執筆しております)。お店の名前のM05は丸の内線の新中野駅の番号がM05であることから、その番号を店名に使わせていただいております。


BISTRO M05を開くまでの木村の歩み


木村は兵庫県姫路市で小学生時代まで過ごし、中学時代からは杉並区で育ちました。その後、武蔵野市や中野区等に在住しました。フランス料理は、神楽坂サン・ファソン(現在は閉店)の本多シェフと、その姉妹店である神楽坂サン・マルタン(現在は閉店)の山田シェフ(現トロムペット シェフ)の元で本格的に学び、その後もホテルやフランス料理店で経験を積み、慣れ親しんだ中野でお店を開くに至りました。


木村は子供の頃からフランス料理人を目指していたかというと、そうではなく、10代後半から30代前半まではギタリストを目指して活動していました。しかしプロへの道へは険しく音楽で生計を立てていくことは困難でした。


30代も後半に差し掛かった頃、ギターのかたわらアルバイトしていた飲食店でフランス料理の面白さに出会ってしまった木村は、フランス料理を本格的にやる!と心に決めました。


音楽の道を諦めたのに、また、音楽の道と同じくらい険しそうで大変そうなフランス料理という夢を追いかけるの?頭おかしいの?と仰天した当時の彼女(現在の配偶者である私です)は、椅子からひっくり返りそうになりましたが、フランス料理は厳しいから途中で辞めるかもしれないし、とりあえず今は応援しておこうと思い「頑張ってね」と告げました。30代後半になってから何か難しいことを始めようとする姿勢はある意味新鮮でした。


そうして、フランス料理の店で修行を始めた木村ですが、はたから見ると、フランス料理の世界は想像以上の厳しさでした。冬はまだ日が登ってない真っ暗な中に家を出て、帰ってくるのはまた真っ暗な夜中でした。休みもあまりありません。フランス料理の料理人がヒロインの相手役として出てくるドラマや映画などがよくありますが、実際の修行中の料理人はヒロインの相手をしている時間はほぼないと思われます。早朝に「いってらっしゃい」と見送るときしか話す時間はありませんでした。私は寝坊しがちでしたのでまったく顔を合わせない日も多かったです。その頃から今でもあまり顔を合わす時間がないのは変わりません。


フランス料理を目指し始めた頃は、厳しい世界で根をあげるのではないかと思っていましたが、予想に反して木村はフランス料理にのめり込んでいき、自分の店をいつか持ちたいと更なる夢を持つようになりました。やりたいことにはまっしぐらな木村の性格をその頃には理解していたので、もう仰天はしませんでしたが、夢を追う木村に反比例して、配偶者の自分は合理的で現実的な考え方を身につけられました...好きなことをやる姿勢は大切ですが、現実的な側面は、好きなことを続けるためにとても大事だと実感しています。



2023年、新中野にM05オープン!


神楽坂サン・ファソン/サン・マルタンの閉店に伴い、神楽坂を卒業することになった木村は、最後の出社日に肩の骨を折って入院・手術したのですが、それはまたいつかどこかで。

その後色々なお店で料理の経験を積ませていただきまして、2022年の終わり頃、10年近く住んでいる中野区で店舗を探していたときに巡り合ったのが新中野の物件です。


木村の周りの内装のプロの友人や、それまでの飲食店の先輩達(特に山田シェフには多大なるアドバイスをいただきました)、木村の家族、そして私の同僚たちや友人たちまで、たくさんの方々が協力してださって、お店をオープンすることができました。協力してくださった方々には感謝してもしきれません。

BISTRO M05 でお待ちしております。

フランス料理の修行を始めたのが一般的なプロのシェフの方々よりもだいぶ遅く、フランスで修行もしていない木村ですが、神楽坂のお店やそのほかのお店の方々のご指導と15年以上修行した甲斐があったのか、フランス出身の方々にも「本格的なフランス料理だね!」と言ってもらえるようになりました。

フランス料理とは一体なんなのだろうか?という余談ですが、コロナ大流行時期に料理の仕事が減り、木村は毎日家で仔羊の煮込みを練習していました。ほぼ強制的に毎日仔羊煮込みを食べさせられた私はフランス料理が嫌いになりそうでしたが、フランス人は毎日何を食べるのか?フランス人の同僚に聞いた所「サラダ」と言われました。仔羊の煮込みは毎日出てくるフランス料理ではないようだ、と理解し、フランス料理を嫌いになるのはまだ早いと思いとどまりました。

ちなみに、たまに食べるのであれば仔羊の煮込みはとても美味しいです。BISTRO M05にはフランス料理のすべてがある訳ではありませんが、家庭的なフランス料理の一皿をお試しいただけます。仔羊の煮込みがメニューにあったら、ぜひ一度頼んでみてくださいね。お待ちしております。


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